真行寺りえのブログ

発達障害の母がマイルドな認知症に。アラ還のお一人様が介護とシニア起業の合間に毎日の気づきをつづっています。

定年後の海外旅行-豊かな老後の敵か味方か

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WHO(国際保険機関)は、健康寿命という考え方を提唱しています。

 

健康寿命というのは、「健康の関係で日常生活が制限されることなく生活できる期間」だそうです。

 

厚生省の平成26年と25年の調査によれば、日本人の男子の平均寿命は80.21才、健康寿命は9.02才。女子の平均寿命は86.61才、健康寿命は71.19才となっています。

  

平均寿命と健康寿命の差は、日常生活に健康上の問題をかかえながら生活している期間です。男子の平均寿命と健康寿命の差は9.02才。女子の平均寿命と健康寿命の差は12.41才です。

 

健康寿命を過ぎた後の期間は、どうしても医療費や看護費の負担が大きくなります。

 

 

鉄ちゃん友達との海外旅行

 

鉄ちゃん仲間の世話人をやっている友人がいます。

 

子どもの時から鉄道大好きで、大人になってからは鉄道会社で働いている幸せな人達です。

 

世話役のHさんは、その幸せな鉄っちゃんたちのために、毎年海外鉄道ツアーを企画しています。かなりオタクっぽいツアーです。

 

私も10年ほど前に、チベット旅行に参加させていただきました。

 

gaoxuyu / Pixabay[/caption]

 

参加メンバーが、現役の鉄道マンなので、なかなかお休みをとれません。

 

チベット旅行も4泊5日の強行軍。海抜405メートルの西安から、海抜5,000メートルのチベットのラサまで、飛行機で移動したので、ラサについたときには、すっかり高山病になっていました。

 

その後は、何を見たのかあまりよく覚えていません。

 

それでも、行ってよかったです。そして、今、同じ旅行が出来るかといわれたら、体力的に自信がありません。

 

うろ覚えながら、バターミルクのロウソクの明かりの中で参拝したポタラ宮殿。ラサの訪問、ポタラ宮殿の参拝は、チベットの人々には、一生に一度あるかないかの聖地巡礼です。

 

帰りは、開通したばかりの青蔵鉄道に車中泊2泊して、成都まで帰りました。途中で、標高5,500メートル場所にある、世界で一番高い駅にも降車することができました。

 

この旅行、すべてコミコミで1人25万円の旅行代金でした。

 

 

定年後の海外旅行が老後資金をおびやかすとの声も

 

最近、ネットで「定年後の海外旅行でお金を使い過ぎないように」との記事を見かけました。

 

確かにそうだけどと思う反面、蓄えたお金を、健康寿命が終わった後の平均寿命までの期間の医療費に使うのなら、健康なうちに旅行に行きたい気もします。

 

私の女友達で、74才の健康寿命に達する前に旅行をするんだと行って、シベリア鉄道の旅など大型旅行を楽しんでいる人がいます。

 

それができるのは、彼女がしっかりと貯金をしてきたからではありますが、その気持ちもとてもよくわかります。

 

そして、年取ってからの1人旅行はやはり寂しい。一緒に旅行してもらえるような”いい人”にならないと…(笑)。

 

今年の鉄ちゃん旅行は、7月で中国でした。費用は20万円。来年はいくことができるでしょうか?