真行寺りえのブログ

発達障害の母がマイルドな認知症に。アラ還のお一人様が介護とシニア起業の合間に毎日の気づきをつづっています。

老人ホーム探しは、何歳から始めるべきか?

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老人ホームどうやって選ぼうか?

年寄りは日に日に衰えていきます。自分で出来ることも限られてきます。そうなると、自分でディサービスを選んだり、老人ホームを選んだりすることができなくなるんですね。終の棲家(すみか)は、自分で選びたいですね。

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 昨日、近くの図書館で借りてきた「老人ホームの暮らし365日」という本を読んだ。菅野国春さんというフリーライターさんが伊豆高原の自立型老人ホームに77歳で入居した年の一年間の生活を描いた完全ドキュメンタリー。

「老人ホームの選び方」、「持ち物と持ち家の処分の方法」、「働く世代から老後の世界への切り替え方」、「老人ホームの人間関係」などを、当事者の視点で書いている。

老人ホームの選び方

菅野国春さんが老人ホームに入ることを決めた理由は、奥さんが腰を痛めて家事ができなくなったことだった。奥さんが「老人ホームに入りたい」と、言ったのだ。

菅野さんも奥さんも、まだ介護が必要な段階ではなかったので、菅野さんが入居したい老人ホームの条件は、「自立型のホームで、かつ介護が必要な状態になっても施設を移らないでよいもの」というシンプルなものだったという。

その条件に合う施設の中から、入居時費用と管理費、食費などの月額費用を比較して、最後に納得のいく施設に決めたのだという。今後は、老人ホームの種類も増えていくと思われるので、施設を選ぶのも大変になるかもしれないが、まずは、どのように生活したいかを決めることだろう。

何時から準備を始めるか?

準備の期間は2年から3年という意見が多いようだ。老人ホームを選び、申し込みをして、その間に持ち物や持ち家の処分を行う。申し込み後のウェイティングの期間が2年から3年掛かるとすると、その間に持ち物等の処分を終わらせるのが時間的にも丁度いいということになる。

働く世代から老後の世界への切り替え方

老人ホームなどの施設に入居した後も働き続ける人はいる。中には、老人ホームから職場へ通勤する人もいるようだ。フリーランスやコンサルタント、ひとり社長などの場合は、ホームの個室で仕事をすることもできるし、今後はコワーキングスペースがついた老人ホームも出来てくるかもしれない。

この場合に大切なのは、自分が働いているからといって、「現役感が出過ぎないように注意すること」だという。何時まで働くかという個人の自由は、尊重しなければならない。

老人ホームの人間関係

老人ホームの人間関係は、「とてもフラットな人間関係」だという。誰もが平等だが、相手のプライバシーを尊重して、相手のテリトリーにむやみに踏み込んではいけない。老人ホームに入居する人は、比較的裕福な人が多く、 バックグラウンドのそれぞれ、相手のプライバシーには踏み込まず、適当な距離をとった上で、フラットな関係を築くことが大切なようです。

まとめ

最後まで自宅で過ごすのか、何かしらの施設に入るのかは、入居するなら、どのような施設に、何時入るのかは、資金計画も含めて考えておかなければなりません。

介護施設の場合は、値段とクオリティが比例するといわれています。アラ還の今、どうしていくのかを、しっかり考えないといけません。