真行寺りえのブログ

発達障害の母がマイルドな認知症に。アラ還のお一人様が介護とシニア起業の合間に毎日の気づきをつづっています。

知っておきたい政治の常識、保守(右派)と革新(左派)の意味とは?

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とても複雑なフレディ・マーキュリー

生まれて初めてお手伝いした選挙戦(立候補したわけではない)が終わった。結果は完勝といってもよかった。

もちろん、とてもおめでたい結果となったのだが、応援した候補者は市議2期目に当選してしまい、安定したサラリーマン人生のへ退路はほぼ断たれたし、

エリートサラリーマンと結婚して安定した生活を送るつもりだった奥さんの心の火種は、この先もくすぶったままだろう。

つまり、ドラマにはそれぞれの当事者の立場があって、立場が変わると見える景色が全く変わってしまうんですね。

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年を取ると保守的になるというのは、私も実感しています。

ところで、大きく変わるのだけれど、確か2か月ほど前、一回り年上の先輩が言っていた。「昔左だった友人が急にみんな右になってるんだよ…。それも、がちがちに左だった人ほどその振れ幅が大きい。」

その人は、いわゆる70年代安保世代なので、同年代には、学生運動をしていたりと、かなり左寄りのヒトが多い世代なのだ。

そこで自分のことを考えてみると、やっぱり右寄りになってるかもと思うのだ。右とか左とかって何?いったい何か、わかるようで解からない世界でもあり、このあたりで、保守(右派)と革新(左派)が何を意味するかを考えてみたい。

保守(右派)と革新(左派)というのは、もともとは200年前のフランスの議会で使われるようになった定義らしい。

保守(右派)と革新(左派)の一般的な定義

現在使われている保守と革新の定義を簡単に説明すると、

保守派(右派)=保守主義歴史や習慣を尊重し、慎重さと熟慮を重視する。時に思考停止や対策が遅れる懸念がある)+ 自由主義(個人や企業の自由競争を認め、その結果として貧富の差が生じることを容認する)。つまり保守派(右派)には、保守主義的な立場と取る人と自由主義的な立場と取る人がふくまれる。

革新派(左派)=平等主義(国民の平等を重要視し、必要に応じ、政府が自由競争に介入する)

年を取ると保守的(右寄り)になるという場合の右寄りは、保守主義的にになるということを意味しているのではないかと思う。

自由か平等か

私は自由が好きなわがままな人間だ。なので、本来ならば自由主義志向なのだと思うのだけど、1人で戦って勝ち抜けるほどの力量も根性もないので、実は、それほど、自由主義社会に向いているわけではない。

そんな気ままな私でも、日本の17歳以下の子供の6人に1人が貧困状態にあると聞いたときには、衝撃を受けた(2013年統計)。2016年の統計では、7人に1人に改善したようだ。

この統計は、厚生労働省の国民生活基礎調査というもので、子供の貧困の背景には、シングルマザーの就業率と所得の低さに原因があると思われる。

日本の伝統は「敬意」かもしれない

なので、私が最近右よりな理由な何なのかと考えながら、Youtubeを見ていたら二つの動画に出くわした。

一つは、日本サッカーチームのロッカールームの話でした。ロシアのワールドカップでの日本代表の敗戦後のロッカールーム。きれいに掃除された上、ロシア語で「ありがとう」とかかれたメモが残されていたのだそうだ。その写真がツィッターで拡散されて、世界中で話題になったいるのだとか。

そういえば、2018年のUSオープン優勝の時の大坂なおみさんのインタビューもすごかった。審判のセリーナ・ウィリアムズへの警告を不満とした観客のブーイングが吹き荒れる中、セリーナをたたえ、観客に感謝し、セリーナのファンに対して、「自分もセリーナのファンなので気持ちがわかる」とお詫びまで口にしてしまった。

そしてもう一つの動画は、最近人気のクイーンの映画「ボヘミアン・ラブソディー」にちなんで、フレディマーキュリーと親交があった日本人をインタビューしたテレビ番組だった。

クイーンがブレイクしたのは、日本発、しかもアイドルとして、だったのだという。日本の女性ファンが、音楽性もファッションもルックスも飛びぬけたクイーンに、世界のどの国のファンよりも真っ先に目をつけたのは嬉しい。

1975年の初来日、羽田空港で本国で、まだ無名だったクイーンを出迎えたファンは3000人。時代は変わるけど、ビートルズの来日時のファンの数を超えているという。

その後、フレディ・マーキュリーは、ゴールデン街に通ったり、日本の骨董を探して京都にいったりと、強烈な親日家になっていく。そして、この先は勝手な推論なのだけど、フレディ・マーキュリーも日本文化の「敬意」に惹かれたのではないかと、私は思うのだ。

ペルシャ系インド人の両親のもと、アフリカで生まれでインド育ちの、バイセクシュアルなミュージシャンに、暖かくて真面目な「敬意」を払った日本という国。

と、勝手に考えるととても嬉しい。まあ、というわけで、私が本当に惹かれているのは、日本の伝統の中にある「敬意」というものではないかと思う次第です。