真行寺りえのブログ

発達障害の母がマイルドな認知症に。アラ還のお一人様が介護とシニア起業の合間に毎日の気づきをつづっています。

今を楽しく生きる60代になるには

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オジサンは何を思う?


行きつけの喫茶店でお会いする、床屋の N さんは心やさしき自遊人だ。五十歳で初婚した結婚相手は韓国人留学生。その奥さんは、保険業が転職だったのか忙しく飛び回っていて、ほとんど会わないのだという。

 

60代後半の今、Nさんは同い年のおんな友達から突然呼び出されても、断らずに即効で出かけていく。昔は自分があっシーをしてあげていたので、今は代わりにあっシーをしてもらっている間柄で、それなりに大切な友達だというのが表向きの理由だけど。

 

単に、人がいいだけがその理由だ。

 

何故かタイ人女性の飲み友達もいる。日本人と離婚した50代の女性で、当然ながら、周りは色眼鏡で見ているのだけど、本人は全く気にしていない。

 

タイ人女性の飲み友達が、一人だけじゃなくて二人もいる。タイ人女性二人をつれて飲み歩く姿は、結構目を引く。いろいろと口さがないことを言われるらしい。

 

そんな時 は、「二人いっぺんに付き合うの大変なんだよ」と、訳のわからない発言で相手を煙に巻いて、楽しそうに飲んでいる。

 

男女の関係なんて、これっぽっちもない…というのは、本当だと思う。私が、甘いだけかもしれませんけど…ね。

 

人間の幸せってなんなんだろう。と、時々考えるこの頃だけど、人間の幸せって心の自由のことじゃないかと思う。気持ちの赴くままに、付き合いたい人と、楽しく付き合うことができるって、とても幸せな気がする

 

なので、自分が好いやつだと思った友達とあいての地位も性別も国籍も人にどう思われるかも関係なく、自由に飲んでしゃべって、時折陰口などを叩かれて、毎日楽しそうに暮らしている。

 

N さんは実はやり手だ。新興住宅地で早い時期に理髪店を構えて、一時は行列のできる店のオーナーで、業界の世話役とかもやって、街では知らない人はいない地元の名士。密かにヨットを所有していたりする。

 

今は、朝は趣味の野菜作り、昼は床屋の仕事、夕方は碁会所で趣味の囲碁、夜は飲み歩きと毎日忙しい。

 

行きつけの喫茶店には、色々な人がやってくるのだけども。六十代以降の男性について考えるなら、自営業の人の方が圧倒的に楽しそうだ。

 

店にやってくるのは自営業でも成功している人が多いのだけど、人生最後のビジネスだったカラオケスナックを潰してしまった親父さんなんかでも、ご主人の遺族年金で暮らしている未亡人のガールフレンドをしっかり捕まえて、楽しそうにデートしている。

 

一方でかわいそうなのは、大企業定年退職した元お偉いさん達だ。「過去の仕事の話と子供の自慢しか話題がない」と、喫茶店のマスターは言っている。「幾つになっても今に夢中」っていうのは難しいけど、そうありたいと思うこのごろです。

 

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